編み機
先ずはメンテナンスから…
え~~っと、独身時代の遺物っていうとナンですが、昔習ってたので編み機があります。
ニットは洗濯が大変だし、夫が暑がりという事もありまして(息子の暑がりはきっと夫譲りだな)、だんだん編み物をしなくなり殆ど邪魔者となっていました。
しかし、当時の私からしたら高額な買い物でしたし、今はメーカーが撤退してなかなか入手できないものでもあります(オークションでは見かけるけど)ので、とても捨てる気にはなれませんでした。
とりあえず、毛糸も昔のワンピースを解いたのがたくさんあったので、手っ取り早く編もうと思って太糸編み機を出しました。
編み機には消耗品がありまして、習ってた頃は定期的に交換してたのです(贅沢してたわ)が、現在はネットで調べると、入手できても送料含むとかなり高くなります。
なので、自作に挑戦することに。
もっときれいなピンク色だったのですが、変色がすごいです
これが消耗品の『針抜き棒』。習ってた先生は『針押さえ』っておっしゃってましたが…。
アルミのレール部分にスポンジのクッションがあったのですが、完全に劣化してベタベタになってたので取り除いてます。
新たにスポンジ(100均で買った隙間風よけのテープ)を貼るので、溝掃除します。目の細かいサンドペーパーを使ってなんとかべた付かない程度まで仕上げました。
溝の幅に合わせてテープを切って貼り、更に上に両面テープを貼り、滑りやすいように表面がツルツルの紙(とりあえず隙間テープからはがした剥離紙のツルツル面を表にしたもの)を貼り付けました。
厚さ8mmの隙間テープでしたが、もうちょっと、出来ればあと5mmぐらいは欲しいなという感じです。でもまぁ探してる時間もないので、とりあえずこれでやってみました。
実はこの作業、先月、息子がスキー場へバイトに行ってる間にやったことでして、無事にセーターが1枚仕上がっております。
自分用にちょっと大きめを…って作ったら、夫も着られるサイズとなりました 私にはちょっと肩幅が大きかったので、夫に着てもらうことにします。
昔と違ってそんなに暑がりでもなくなってるみたいだし。私用はやっぱりサイズを計って(怖いけど)ちゃんと製図しよ
そして先日から4.5mmピッチの普通機(太糸編み機は9mmピッチ)のメンテナンスをしてました。
こちらはさらにダメージが酷く、針抜き棒はもちろんの事、編み針にも錆がありました 想像はしてたけど、挫けそうでしたわ…
針が引っ込んだ時に針抜き棒に当たる部分が、劣化して粘ったスポンジと錆とが混じった汚れが全部の針に付いてます。
あ、何故『針抜き棒』というのかと言いますと、針が折れたりゆがんだりした時に、交換する時、横からこの棒を抜いたら針を抜くことが出来るからです。
今回は全部抜いて掃除します。200本…シクシク。
ステンレスの針なのでどこまで錆てるか分からないけど、金やすりで軽くゴリゴリと削りました。
その後汚れを拭き取り、KURE5-56を吹き付けてまた乾拭き。
そしてはめ込む。
これで良しとします。もう、しんどい…
その後こちらの針抜き棒も隙間テープを貼って自作しましたが…
集中力が欠けてきて、表面の紙がしわになってしまいました。同じ隙間テープなのに、こちらのレールの溝は少し浅いのでぶ厚く見えますね。
何はともあれ、何とか編めるようにはなった。かな?
しかし、まだ普通機用のゴム編み機ってのがあるんだ…。見たくないけど、見なきゃいけないんだろうなぁ…
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